2023/02/27 宿主のひとりごと 令和5年1月・2月
新型コロナウィルスの感染拡大から3年が経とうとしています。
緊急事態宣言など、これまであまり耳にしなかった言葉が飛び交いました。
我々旅館やホテルは宿泊や宴会が激減して大打撃を受けました。
そして個人のお客様向けのGoToトラベル事業では、その激減した分は取り戻せはしないものの、お客様には大変喜ばれ、楽しんでいただけたのではと思っております。
そして、ワクチン接種も進みました。
でも、5回も打ったのにコロナにかかる人もいて、100%ではないことを知りました。
それと同時に完全に防げないならできるだけ普通に戻して行こうという考えが進んできたようです。
来月になればマスクの着用についても個人に任せるような発表がされています。
有馬館は不特定多数の方がいらっしゃる関係から、しばらくの間はマスク着用でサービスさせていただこうと考えております。
そのような中で市内や県内のこれまでの会合が復活しつつあります。
主に〇〇〇会総会といったようなもので、年に1回昨年度の事業報告や会計決算報告、本年度の事業計画や会計予算の承認です。
永年こういった会合に参加していますが、総会は何事もないのが普通で、これらに対して反対意見などが出る可能性はほぼゼロに等しく、40年以上こういった会合に参加していますが、反対意見などを理路整然と行う人を見たことがありません。
何かいちゃもんに近いような意見を述べる人はたまにいますが、それを言ったところで何も変わらないのが現状です。
このコロナ禍ではこの総会すら開催せずに書面決議などとなってしまいました。
しかしよく考えてみると、書面決議で済むのであれば、わざわざ集まる必要がないのではないかと思えてきました。
しかし、こんな考えが浸透してしまうと人間関係もうまくいかなくなってしまう心配が出てきます。
特に我々旅館ホテル業界は大変なままになってしまいます。
そこで、実際に様々な会合で提案して取り入れていただいている方法があります。
総会そのものは書面で送付して意見を伺い、当日はその総会の書面決議の内容を発表するだけで、総会らしきものは開かず、すぐ懇親会を始めるという方式です。
こうすると心配される人間関係もスムーズになることでしょうし、旅館ホテル側は総会会場と懇親会会場を2つ用意する必要もないし、時間も短縮できて良いことばかりと思います。
ぜひこんな方法が広まればいいと思っている今日この頃です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
お部屋食と温泉貸切風呂
くつろぎの宿 有馬館
館主 須藤 信晴