2022/05/31 宿主のひとりごと 令和4年5月
かみのやま温泉では観光庁の「地域一体となった高付加価値化事業補助金」に申請すべく進めています。
この事業は、簡単に言うとコロナ禍で疲弊した温泉地が、一体となって補助金をもらって、元気になろうという事業です。
もちろん自己負担もありますので「地域」の努力が求められますし、各旅館の努力も必要です。
これまで、かみのやま温泉は地域一体となった事業をいろいろ進めてきました。
平成4年にスタートした「かみのやま温泉入~浴(ニューヨーク)ラリー」は17年間続きました。
また、平成14年「ゆかたde歩くかみのやま温泉」がスタートし、平成22年よりスタートした「かみのやま温泉型クアオルト事業」など今も継続しているものもあります。
しかし、全国的にも同じような状況ですが、団体旅行から個人旅行にシフトし、どんどん高齢化して旅行できる人口が減少して、その分年々入湯客数も減っています。
それらを補うためのインバウンドも、ようやく数字が出る状況になった矢先のコロナ禍です。
そうした中で、何もしないでお客様を待っているだけでなく、これまで続けてきたことをしっかりと検証し、どういう温泉地にするのかを皆で話し合い、地域一体となって目指すべき方向に向けてしっかりと取り組みだすきっかけとなればこの事業は成功だと考えています。
この事業には、その道のプロがアドバイスをしながら計画を練り上げていく伴走支援という仕組みが組み込まれていて、その方々とも面談の機会があり、着々と申請に向けて進んでおります。
なんとか有馬館もこの事業に参加して、付加価値を高めたいと決意をしている今日この頃です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
お部屋食と温泉貸切風呂くつろぎの宿 有馬館
館主 須藤 信晴