2019/06/29 宿主のひとりごと 令和元年6月
同業者の経営者が集まった席で、釣りの話が止まらなくなりましたが、私としては知らないことばかりで、話を聞くばかりでおりました。
黙って聞くばかりの私に気を使ったのか、ある人が突然「趣味は何?」と聞いてきました。
一瞬凍りつきましたが、「趣味はダイエット」と笑わせてから、人に自慢できるような趣味はないものの「切手収集を小さいころからやってます」と答えてし
まいました。
正直なところ、小さいころからやっているのではなくて、小さいころにやったことがあります。が、正しいのであって、今はただそれ
を保存しているに過ぎないのです。
万一切手収集家に出くわそうものなら、大恥をかくところです。
幸いその人は何の興味もなさそうで、すぐ釣りの話題に参加されていました。
私は大人になってからは釣り堀などを含めても、数十回しか釣りをしていませんが、全く釣りに興味が無い訳ではなくて、切手を収集するより早く、毎日のように釣
りをしていた少年時代がありました。
それを聞きつけた伯父さんが大人の釣りの世界に連れてってくれたこともありました。
その時に頂いた釣り道具をしばらく大切に使っていたこともありましたが、その伯父さんは若くして病気で亡くなってしまい、その時を境に釣りをしなくなったと記憶
してます。
考えてみるとこれまでの人生で随分と夢中になったものがたくさんあり過ぎたのかもしれません。
小学校は釣りと、高学年になると野球にも夢中になりました。
それがどういう訳か中学・高校では柔道に夢中になり、その後はCB無線やオーディオ(音楽を聴くためのステレオ)に夢中になり、買いそろえるために生まれて初め
て借金もしました。
レコードを買い、カセットテープにFMから録音したり、音楽にも相当夢中になりました。
ただ、レコードやテープからCDへと変わり、持っていたレコードも、いつの間にか聞くことがなくなってしまいました。
どんなに忙しくても、仕事以外の趣味等で何か夢中になれることは、生きていく上で大変大切なことと思っています。
今は、たまに柔道の審判をするのを楽しみに、何か夢中になることがないか探す毎日です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
展望露天の湯 有馬館
館主 須藤 信晴