2019/03/26 宿主のひとりごと H31年3月
もう少し先の事と思っていたのですが、メジャーリーガーのシアトルマリナーズのイチロー選手が引退をしてしまいました。
その表明は突然で異例ともいうべきものでした。
これまでのプロ野球の選手の引退は、引退表明してから引退試合を行い、試合後セレモニーをやって引退を盛上げるというのが一般的のように思います。
ただし、私の記憶では、読売巨人軍の長島茂雄さんや王 貞治さんの引退しか記憶にない古いものですので、解ったようなことは言えないのですが、もう35年以上も前の長島さんの引退セレモニーは、何故かはっきりとおぼえています。
「巨人軍は永遠に不滅です」は有名ですね。
この時のテレビの視聴率はすごかったと思います。
さて、イチロー選手の場合は時代も変わりましたし、放送の方法も変わりましたので、実際に画面で見られた方は本当に少なかったのではないかと思います。
それでも翌日の新聞各紙はスポーツ新聞のみならず、日本経済新聞でも第1面に掲載されていましたし、野球の盛んでないイギリスやドイツでも大きく報じられていたとのニュースを目にしました。
改めてイチロー選手の功績の偉大さに敬意を表したい気持ちです。
イチロー選手の何がすごいのかというと、結果を出したこともそうですが、野球選手を永く続けるための努力をコツコツとやり続けたということだと思います。
そして、前人未到の安打数は本場アメリカの記録を塗り替えたのですから本当にすごいと思います。
まさにこれはイエローハットの創始者の鍵山秀三郎氏の「凡事徹底」という言葉がぴったりの生き方だと思います。
平凡な事でもしっかりとコツコツと徹底してやり続けることで、誰にも成し得ない、とてつもない成果が生まれたのです。
私も「凡事徹底」という言葉に出会ってから、少しは生き方が変わったと感じてますが、大記録も、記憶に残るような生き方もできませんが、この「凡事徹底」を忘れずに少しでも成長できるよう努力を続けたいと思えたイチロー選手の引退でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
展望露天の湯 有馬館
館主 須藤 信晴